脳神経外科医の転科で大変なこと

2018年02月15日 21:21

脳神経外科は、脳梗塞や脳卒中、クモ膜下出血といった疾患を治療することが多く、高齢化に伴い、今後ますます患者が増えると言われている科目です。
外科医としての腕を存分に発揮したい医師だけでなく、内科や皮膚科などからの転科も増えています、

そんな脳神経外科で働くにあたり、知っておきたい仕事の内容や特性をチェックしてみましょう。

脳神経外科医は呼び出しが多い

総合病院などで勤務経験のある医師なら知っている通り、脳神経外科医の仕事は、非常に忙しい科目です。
脳神経外科医は多くのケースで、一人の医師が、診察や治療、手術、リハビリまですべてを請け負うこともあり、他の医師へ頼ることができないからです。

大きな病院であっても、脳神経外科医は一人のみ、というケースも多くあります。
そのため、自分にしかできない、分からない要件が多く、頻繁な呼び出しに繋がるでしょう。

ですがその反面、任される仕事の範囲が広いため、多くの経験が積めたり、将来開業しやすかったり、というメリットもあります。

手術時間が長い、緊急手術が多い

脳神経外科医の大変な部分は、何といっても手術でしょう。
脳や脊髄など、神経に携わる繊細な部分の手術を行うため、一つひとつのオペに時間を要する例が多くあります。
また脳の疾患は急性で起きることが多く、思いがけない時間やタイミングで、救急車搬送が行われるケースもあるでしょう。

手術が終わったからといっても気が抜けず、細かい術後管理を要求されるため、なかなか休みが取れないのも脳神経外科医の仕事です。
ですが、最近では低侵襲短時間手術なども普及しており、以前よりはオペにかかる時間やリスクなどが軽減されています。

技術の習得に時間がかかる

脳神経外科医の技術を習得するまでには4~6年は必要だと言われています。
そのため、医師としての経験が長い場合も、脳神経外科への転科を考える場合は、再度一から学び直す気持ちでいると良いでしょう。

脳神経外科の分野は、年々新しい技術が研究されており、ベテラン医師であっても勉強を怠ることができない世界です。
転科、転職を目指すなら、積極的にオペへ参加させてくれたり、技術の指導を行ってくれたりといった、積極的に応援してくれる医療機関を見つけるようにしましょう。

こんな医師に転科がオススメ

脳神経外科への転科が向いているのは、なんといっても脳の分野に興味がある医師です。
人の生死を左右することもある分野ですが、その分命を救えた時の感動は、大きいものとなるでしょう。

「一人で患者さんのすべてを任されたい」 という、やりがい重視の医師にも向いている職場です。
患者層も子どもから妊婦、年配者までのすべてをカバーする、数少ないジャンルとなっています。

一般外科で勤務していたけれど、外科医としてのランクを上げたい!と考え、脳神経外科を目指す医師も少なくありません。
人手の足りない分野ですから、転科はどの病院でも喜ばれるでしょう。
あとは、新しい知識と向き合い、どんどん経験を積んでいくことで、頼れる脳神経外科医としての道が開かれていきますよ。